生きるのが楽しくなる！ 占いができるBarで初めて占いをしてもらう
占いというものがある。仕事はどうか、恋愛はどうか、結婚はどうかなど、自分の未来を知る方法の一つだ。占いの歴史は古く、国を動かすのも占いに頼っていた時代があったと聞く。今も占いを目にする機会は多い。
誰もが存在を知る占いだけれど、意外とやったことがない人も多いのではないだろうか。そこで今回は占い師のいるバーに行き、自分の未来を見てもらおうと思う。もし暗い未来ならば、飲んだくれようではないか。
35歳独身の男性
多くの人が未来に不安を感じる時があるのではないだろうか。私はどうなるのだろうか、自分は大丈夫なのだろうか、と解決しようのない不安に駆られるのだ。その不安で眠れなくなったり、仕事が手につかなくなったりするはずだ。
この記事を書いている私は、現在35歳。独身で、定職にもついておらず、友達もいない。SNSで流れてくる同級生たちは、順調に出世していき、順調に幸せそうな家族と順調な毎日を送っている。一方で、私は35歳独身無職だ。順調の欠片もない日々だ。
未来に不安を感じないはずがない。私になったつもりで考えてほしい。35歳無職で独身。良くない方向への「王手！」を誰かに言われている感じがするはずだ。私は毎日「王手！」と呪文のように声を聞いている。未来に不安しか感じないのだ。
占いのできるBar
今まで私は占いをしてもらったことがない。しかし、もう占いに頼るしかないと思う。そこで、広島の中区銀山町にある「着茶や」という、占いのできるバーにやってきた。11年ほど前にオープンしたお店でオープン当時から占いのできるバーとして営業している。
オーナーの岩崎さんは、昼間は呉服屋を営み、夜はこちらのバーを経営しつつ、タロット占いを行っている。ちなみにタロット占いと手相があるけれど、1回の来店でできるのは、どちらか片方だけ。料金は、90分飲み放題で3000円。占いはそれぞれ2000円という感じだ。
話しやすい雰囲気のあるバーだ。占いのお客さんは若い女性が多いそうだけれど、35歳独身無職の私にこそ、占いは必要だ。まだ暗い未来かわからないので、烏龍茶を飲みつつ、占いをお願いした。まずは誕生日などを紙に記入するところから始まる。
書いた紙を岩崎さんが見ながら、口を開いた。
裸にされた気分だ。いや、まだ裸の方がいいかもしれない。自覚しているけれど、周りに言っていない自分のことを、ズバズバ言い当てられる。その通りだから、驚きしかない。今まで占いをやったことはないのだけれど、占いのすごさに触れた瞬間だ。
今回は手相を見てもらうことになっているのだけれど、タロット占いを生で見たことがないので、少しだけ写真を撮らせてもらうことになった。写真を撮るために並べてもらっただけだが、タロット占いは当たると確信した。だって5枚のタロットをテーブルに並べ岩崎さんは言ったのだ。
手相占いをしてもらう
今回は手相占いで私の結婚と仕事を見てもらう。もちろん手相占いも初めてだ。占い自体が初めてなので、手相占いだって初めて。果たして私は結婚できるのだろうか、仕事は大丈夫なのだろうか。35歳独身無職の未来が今わかってしまうのだ。
手相占いは檜垣さんがご担当。もともろはサラリーマンをしていたけれど、7年前からは手相を見る占い師をしている。先の岩崎さんも檜垣さんも3万人以上を占ってきている占い師さんだ。
私はとりあえず、5年間は食べられるらしい。ほぼ無職を続けていけるようだ。素晴らしい。不安を感じる毎日だけど、そんな不安は感じなくていいのだ。しかも、結婚の波もきている。生きるのが楽しみで仕方ない。
俺はうんと年下と結婚する
人生にピークというものがあるとすれば、私はこれからそれを迎えんとしている。仕事も問題なく、結婚も控えているのだ。現状の私は、仕事はないし、恋人もいないけれど、未来が明るいのだ。青田買いするなら今ですよ。
占いは行くべき
いま35歳無職独身の私が40歳になった頃は、仕事は何かしら順調にやっていて、年下の妻と2人の子供と幸せに暮らしているということがわかった。生きる希望のようなものが湧いた。占いに行って本当に良かったと思う。お店の雰囲気もよかったし。「どこで見るより、誰に見てもらうかです」と檜垣さんは言っていた。私はこのお店で見てもらってよかったとマジで思った。だって、35歳無職独身の未来が、太陽（サン）ほど明るいとわかったから。
「着茶や（きさや）」
住所：広島県広島市中区銀山町12-21 Fビル2F
電話：082-246-8795
