NAGAREKAWA BATON
流川BATON
あなたに逢いに来ました流川へ行く時、思い浮かぶのは
そこに働く人、思いを寄せる人、一緒に騒ぎたい人、愚痴を聞いてほしい人
そんな流川の"顔"をバトンを渡すように思いでツナイデみました
PERSON07
Sasaki Emiri 佐々木 笑里さん

Emily
ほっとする笑顔と優しいお料理で元気をチャージ

木のカウンター越しに並ぶグラスとお酒の瓶、MVが流れるTVモニター、そして、トースター、炊飯器……。しっとりと落ち着いた空間に家庭的で温かな雰囲気が漂うスナックがある。薬研堀通りの北側に位置するグレイスビル3階にある「Emily」。オーナーの佐々木笑里さんが2023年1月にオープンした、お酒と会話、カラオケが楽しめるお店だ。

栄養士の仕事をやり切り、次のステージへ

開業前のお仕事は栄養士という佐々木さん。2020年からはFMラジオの番組で月に数回パーソナリティも務める。人と喋るのが好きで、学生の頃から流川のスタンドでアルバイトをしていたこともあり、飲食業に興味を抱いていた。しかし、大学で栄養士の勉強をしていたため、せっかくなら学んだことを活かそうと栄養士の仕事に就職。献立提案といったフードサービスを行う会社で約9年間、様々な老人ホームや病院などを担当した。入社3年目からはエリアチーフに昇進し、複数のエリアを任されるなど、「これ以上はない」と言えるほど栄養士の仕事をやり尽くした佐々木さん。そんな時にコロナが流行して人と話す機会が減ったこともあり、一旦区切りをつけて新たな挑戦をすることに決めた。

栄養士の経験が活かされた「本日の献立」

お店では佐々木さんと複数の女の子が日替わりでカウンターに立つ。明るいトークと共にお客さんに好評なのが、「本日の献立」。炊き込みご飯や煮物、サラダなど、佐々木さんが毎日献立を考えて料理を提供する。「お酒のつまみとしては味が薄いかもしれないんですけど、栄養士なんで」というように、酒のアテというよりも家庭で出されるような健康的な味付けで思わず箸が進む。「炊飯器やトースターもあるし、お家みたいで落ち着けるって言われますね(笑)」と佐々木さん。日ごとに献立とスタッフが変わるので、行くたびに発見があるのも楽しみの1つ。スタッフの女の子と佐々木さんの元気な笑顔、毎日丁寧に仕込まれた家庭料理は日々の疲れた心と体に優しく寄り添ってくれる。

まじめで真摯な姿勢が生む信頼と安心感

お客さんはラジオのリスナーや友人、前職の上司、同僚、親族など。口コミで若い女性も多く訪れる。「開店準備が忙しくてほとんどオープンのお知らせができなかったのですが、大学時代の友達やたまに行っていたショップの店員さんが来てくれてめちゃくちゃ嬉しかったですね」と話す佐々木さんだが、応援したくなるのも彼女の人柄によるものだろう。物事としっかり向き合う姿勢は前職の時から変わらない。栄養士が考えた献立は調理師が調理をするため、栄養士は調理を担当することはない。しかし、新人の頃、調理師に現場を知らないことを指摘された佐々木さんは、現場に入れてほしいと要望。自ら現場に立って調理をすることでベテランの調理師の人たちから信用を得ていった。お店で使っているまな板と名前入りの包丁は前職の職場の人からのプレゼントだ。「負けず嫌いだから」と笑う佐々木さんだが、自分で決めたことに対して真摯に取り組み、有言実行ができるからこそ、老若男女問わず多くの人から慕われるのだろう。

流川は「明日も頑張ろう」と思わせてくれる場所

佐々木さんにとっての流川は、「異空間。色々なお店があって、おじさんたちが踊っているミュージックショーがあったり、面白い人たちがいたり。会社員をしている時もコロナ前はよく飲みに行っていて、元気をもらえる場所でした」。ただ最近は飲みに行くお店で従業員のやり取りが気になったり、内装を見たりと、純粋に楽しむよりも運営側の目線で見てしまうとのこと。「学生や会社員時代、落ち込むことがあってもお店で元気をもらっていたので、自分のお店もそんな場所にしたいですね」。非日常が詰まった流川の中でほっとできる空間と会話を提供する「Emily」。仕事や日常に疲れたときは、体に優しい家庭的な味と明るい笑顔に癒やされてはいかがだろう。

【店舗情報】
Emily
〒730-0021 広島市中区胡町2-19グレイスビル3F
営業時間/20:00~翌3:00 定休日/日曜
TEL/090-2800-2254
※営業日等は変わる可能性があります。事前にご確認のうえお出かけください。
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